当会の取組みについて

 

当会では、頻繁に打ち合わせや会議が開かれています。

活動予定とスケジューリング、企画立案、認証品に関する商品開発協力や、流通方法。生産者の方々へは、栽培についてのフォローアップをどのように進めていくか等々、議題は多岐に渡っています。

 

そして、当会の大きな活動の柱の一つが「認証活動」です。

年間を通じて農業指導と視察を行い、秋に収穫されたお米は、各JAへ出荷されたのち、品質検査をされます。あわせて、当会が設置している認証委員会において、「木村式自然栽培米」として、消費者の皆さまの元へちゃんと届けられるものかどうかも討議します。

 

最近では、木村秋則さんのご活躍をはじめ、「自然栽培」がメディアで広く紹介されるようになり、「自然栽培」が市民権を得るようになってきました。

 

このこと自体は大変喜ばしいことなのですが、一方で、「自然栽培」が “ 一人歩き ” を始める心配も出てきています。

毎月開かれている定例会議
毎月開かれている定例会議

木村秋則氏による農業指導
木村秋則氏による農業指導

「木村式自然栽培」は、知れば知るほど奥が深く、農薬と肥料さえやらなければ即「自然栽培」なのかというと、本来は一朝一夕で簡単に身につくものではありません。

圃場の状態、出来た収穫物の様子など、総合的に見る必要があります。

 

また、心と技術の両輪が備わってこそ、「自然栽培」といえるのではないかというのが、当会の根底にある考えです。このことに関しては、木村秋則さんの考えを「正しく理解し、正しく実践する」という当会の方針にも集約されています。

栽培過程において、木村さんの提唱する「自然栽培」といえるかどうかを見る「認証活動」は、消費者の皆さまへ自然栽培のお米を届けるために、一番の肝なのです。ですから、当会がふさわしくないと判断した商品には、当会の認証印はありません。

また認証委員会では、「認証活動」に客観性を持たせるために、外部の各団体・企業へも協力を要請しており、「木村式自然栽培」の有効性について評価を得るためのデータ収集と蓄積、それらの調査も、慎重に進めています。

 

このように複数の団体・企業が集まって、客観的な視点を持ったシステムを構築しているのは、国内ではおそらく当会だけで、全国各地から多くの団体が視察に訪れてくださる要因の一つとなっています。

この取り組みは前例がないため、試行錯誤を繰り返しながら改善を図っているのが現状ですが、こんなところにも自然栽培らしさが宿るといいますか、急いでシステムを完成させようとするのではなく、少しずつ実績を重ね、それらを集約し、じっくり進めていくことこそ結局は堅実なシステム構築への近道になっていくのではないか、という考えで、当会は活動しています。