「レンゲを呼んだ田んぼ」続編

 

皆さま こんにちは。

先日の「勝手に生えたレンゲ」のお話

木村秋則さんが「きっと田んぼがレンゲを呼んだんでしょう」

と仰ったことについて、木村興農社の研究員 熊田浩生さんが

解説をしてくださいましたので、一部ご紹介します。

 

“ いわゆる雑草 ” たちは同一種族単独では生存できないので、

 共存できる複数の異種族とコロニーを作ろうとします。

その中で役割分担を見出して、自活態勢へと進むわけです。

人間からは勝手に生えたと見えるわけですが、
レンゲ自体は実際にはそこに生えるべきか否かをシビアに
判定しており、既にある存在達も仲間に入れることを
シビアに判定しているのです。肥料と農薬をやめるという
だけで、レンゲと既にある存在にとって望ましい環境が
整ったのでしょう。

さすがは、木村さんの右腕とも称される熊田さん!

( じつは熊田さん、わたしたちの公式Facebookへ仲間入りしてくれています♪)

ニコは「木村さんて、ロマンチストだわぁ~」程度にしか解釈していませんでしたが、

その言葉の裏には、こんな見識があったのでしょうか。深いですねぇ。

 

考えてみれば、“ レンゲ ” も “ 雑草 ” も、勝手に名前をつけて

カテゴリを分けているのは人間。

どちらも “ 同じ植物同士 ”として、関わりを持とうとしているというわけですね。

言われてみれば、田んぼには、レンゲのほかにも、タデやホトケノザなど、

いろいろな植物が、それぞれの気に入った場所で、うまく共生して生えていました。

人間って、目だったものにだけフォーカスしやすくなるものですね。

 

『木村式自然栽培』を知ると、視野を広くすることが出来そうです。

生産者の皆さんは、こんなお話をお聞きになりながらお米作りができるんですね。

ニコはちょっと羨ましくなってきました。

これまでこのコーナーは「お知らせBlog」という名称でしたが、

今後も様々な自然栽培の取り組みの様子をご紹介するため、

「活動Blog」という名称でお送りいたします。