世界初!県立農業高校の自然栽培!

季節ごと、節目ごとにTOPページのヘッダー画像を変えているのに気づかれている方もいらっしゃることと思います。今回また、画像が替わりました。

ステキな笑顔の彼らは、岡山県立興陽高等学校農業科の生徒さんたちです。

 

私たちは、これからの若い人たちにも自然栽培の可能性を知ってもらいたいと、昨年から農業科を持つ高校のいくつかへ、熱いアプローチを送っていました。すると、県立興陽高校さんの有志の生徒さん達が「自然栽培を試してみたい」と手を挙げてくれたのです。

 

当初、先生方は躊躇されたようですが、当会からも足しげく通っては、自然栽培のしくみや、これからの農業のあり方、後継者育成の間口を広げることの必要性などを訴え、嬉しいことにこの春から、学校の圃場のうち16aを自然栽培田として、取り組んでいただけることになったのです!

 

高校生が自然栽培を始めたのは全国初&世界初です!

 

学校現場・・しかも県立高校でだなんて、これは画期的なこと。

生徒さん達と先生方のご英断に、心からの感謝と拍手を送りたいと思います。しかも、ここで収穫されたお米はJAへ拠出し、支援者であるNPO会員の皆さんへきちんと提供してくれるとまで言って下さいました!なんと頼もしいことでしょう。私たちの嬉しさといったらありません。今年収穫されたお米の中には、こんな爽やかな青年達の汗したお米も入ってきますので、どうぞ楽しみにしていてくださいね。

このことを知った木村さんや杉山教授は、シンポジウム翌日、一番に興陽高校へ駆けつけてくださいました。夏休み中の生徒さん達も集合。

自然栽培の提唱者、木村秋則さんと高校生との初対面です!(これって歴史的なことですよね)

緊張する高校生たち・・・

 

でも、木村さんのこの笑顔ですっかり場は和やかに。

みーんな、この笑顔のとりこになっちゃうんですよね(笑)

 

何やら真剣にお話していますが、次世代へとバトンを渡そうとしている木村さんと、それを受け止めようとしている高校生君たちの姿が尊く思え、この空気をこわしてはいけないような気がして、話に聞き耳を立てるのはやめました。


何を話しているのかはさっぱりわかりませんが、この光景を見ているだけでもう、こちらまで楽しくなっちゃいませんか?木村さんの嬉しそうな顔といったら!

杉山教授も早速、土をサンプリング。教授はこれまでずっと、東北地方の自然栽培圃場は調査対象としてご覧になっておられましたが、西日本は初めてとのことで、岡山へ来ることをとても楽しみされていたそうです。この後に続くレポートでもご紹介しますが、岡山県内のいろんな圃場の土を持ち帰られました。

最後に記念撮影。

この爽やかな笑顔を見ていたら、夏の暑さも、自然栽培普及の苦労もすべて吹き飛びます。この場にいた大人たちの方が、何倍も元気と勇気を分けてもらったように思います。本当にありがとうございます。興陽高校の皆さん、いいお米になりますように・・いえ、絶対いいお米になりますね!

未来の農業は明るい!!

 

このときの話題が毎日新聞にも取り上げられました。

Web版はこちら→ 木村秋則さん:興陽高生を激励/岡山