興味深い映像をご紹介させていただきます。東北地方の昔の農家の営みの一年間をまとめた映像です。ご年配の方なら「懐かしい!」若い世代なら「へぇ~!」と、世代によって印象は違うかと思います。
米、麦、大豆、麻まで出てきます。農耕のパートナーは馬。(岡山では牛ですね)道具の使い方や冬の農閑期の過ごし方などにも注目。石油系エネルギーに依存せず、再生可能な循環型の農業が実現されています。昔は自然の中で、こんなにも大らかで且つ無駄のない営みが行われていたのですね。そして、面倒くさがらず丁寧なお仕事ぶりには目を見張ります。
私たちが今、これに戻ってそのまま真似しましょうというのではありません。「温故知新」とは、前に学んだことや昔の事柄をもう一度調べたり考えたりして、 新たな道理や知識を見い出し自分のものとすること。私たちが生きている今に必要なエッセンスを汲み取っていただければと思います。
(制作:全国農村映画協会 企画:金ヶ崎農業協同組合)
この映像は、配信元である「NPO法人 科学映像館を支える会」さんから、リンク転載の許可をいただきました。
「NPO法人 科学映像館を支える会」さんは、古い貴重な映像をデジタル化し、国内で初めて国立国会図書館へ作品の納品をされているそうです。一作品でも多く残し、未来に送り届けることを急務としているとのこと。納品された作品は、図書館のサーバーに格納され、館内での閲覧が可能になり、図書館外からの検索もできる予定だそうです。
現在、古い映像(伝統芸能や伝統工芸などのフィルム、VHSなど。個人の8mmでもOK )の提供を受け付けていらっしゃいます。デジタル化の費用も負担してくださるそうです。
心当たりのある方は、ぜひお問い合わせなさってみてはいかがでしょうか。
◎NPO法人 科学映像館を支える会 WebSite
http://www.kagakueizo.org/
◎配信元映像ページ 「むかしの農業」
http://www.kagakueizo.org/create/other/221/
「NPO法人 科学映像館を支える会」久米川様、転載のご快諾ありがとうございます。