あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。
いよいよ2014年が始まりましたね。今年はどんな一年になるでしょうか。

本年もNPO法人岡山県木村式自然栽培実行委員会(長い・笑)をどうぞよろしくお願いいたします(^^)/

新年度を迎え、NPOにご支援くださっている皆様に大切なお知らせもUPしていますので、そちらのページもご覧ください。

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今年の岡山のお正月は、お日様が燦々と降り注ぎ、春のように穏やかで暖かな日が続いています。私たちスタッフも、しばし充電期間をいただいています。

先日、実行委員会メンバーでもある『まるみ麹本店』の山辺社長から、創業60周年を記念した素敵な本をいただきました。戦後、焼け野原で何もなかった時代に、岡山県総社市で麹屋を始められた、先代の回想録です。

昭和30年代に水島コンビナートが建設されるのと入れ替わるように、岡山県内の農業が様変わりしました。兼業農家が増え、“週末農家” に農薬・除草剤・化学肥料が重宝されます。撒かれた田畑は酸性化が進み、先代はよい麹が作れなくなってしまいます。

本では、よりよい麹を作るために様々な工夫を凝らしてこられた先代のご苦労が綴られています。現代の私たちが原点からかなり遠いところまで来てしまった経緯がよくわかり、考えさせられる本でした。

昨年、ユネスコの無形文化遺産に登録された「和食」。その味を決める「味噌」「醤油」「みりん」「酒」…これらはすべて、麹がなくては出来ません。


日本麹カビ=アスペルギルス・オリゼ

今から千年ほど前、日本人は、自然界に漂う何億種類のカビの中から、A・オリゼを抽出する方法を世界で初めて編み出しました。麹は蒸したお米を土壌にして育ちます。

1月4日、このA・オリゼが繁殖していくミクロの様を初めて実写で映像化することに成功した番組がNHKで再放送されます。サイエンスとヒストリーの両面 から迫った番組、ぜひご覧になってみてください。日本人の繊細な感性が「文化遺産」として認められた理由の一端を見ることが出来ると思います。

【NHKスペシャル 和食 千年の味のミステリー】
再放送:<総合> 1月4日(土)午後2:00~2:49
http://www.nhk.or.jp/special/detail/2013/1215/