第1回ワインプロジェクト ミーティング

一雨ごとに春が近づいてきましたね。庭先ではスイセンが咲き始め、山ではウグイスの初鳴きも。ニコは3月12日に、木村さんのお膝元弘前で開催された「自然栽培 夢のディナー」の取材に行ってまいりましたよ。とっても素晴らしい宴が繰り広げられました。このときのレポートはまた近日中に♪ その前に、第1回ワインプロジェクト ミーティングのご報告をさせてください。

初対面のメンバー。一人ずつ自己紹介
初対面のメンバー。一人ずつ自己紹介

岡山県は『果物大国』としても知られ、特に桃とブドウの産地として有名です。

私たちは、NPO設立当初からブドウにも着手したいという目標を掲げていました。お米と桃に確かな手応えが掴めたので、満を持して今年度から木村式自然栽培のブドウ作りをスタートさせることとなりました。

 

昨年から水面下でいろいろとリサーチした結果、栽培候補地として、ブドウ栽培に力を入れている瀬戸内市に絞られました。

 

プロジェクトメンバーには、このほか岡山県北 蒜山でワイナリーを経営していらっしゃる、山ぶどうワインで有名な ひるぜんワインさん、ワインの醸造を手がける予定の宮下酒造さん、桃の難波さん、そしてここでも、JA岡山全農に参画していただきます。私たちは単体で収益を上げるのではなく、生産者はもちろんのこと、県や農政、企業、あらゆる立場の人が協力し合い、地域の産業として成り立っていける "しくみ作り" が必要との思いで、まずはJAさんを通じて流通に乗せることを方針としています。

当会理事長 高橋啓一
当会理事長 高橋啓一

第1回のミーティングでは、品種の選定や木村さんからリクエストされている独自の栽培方法について話し合われ、まずは課題は何か?優先順位は?などといったゼロベースからのスタートとなりました。

 

私たちが着手する木村式自然栽培のブドウは、既成のブドウ棚を自然栽培に転換するのではなく、苗木からのスタートとなります。せっかく真っ白なキャンバスからのスタートが切れるので、木村さんが構想を持たれている方法で栽培が行われることになっています。
木の植え方、仕立て方、剪定方法など、すべてが独特。国内ではまだ前例がなく、なかなかイメージがわかない中での話し合いとなったため、木村さんをはじめ、熊田研究員にもご指導をいただきながら、丁寧な取り組みを進めていきましょう、と話し合いました。

 

ひとまず品種が決まり、苗木の注文がされました。中心になる品種は、昔からよくある マスカット・ベリーA、キャンベル。種なしブドウが人気となって以来、栽培する人が少なくなっていた品種ですが、生食にもワインにも利用できる良品種です。ほどよい酸味があり糖度も抜群。これらを、種なしの薬品処理することなく、自然栽培らしく種アリで栽培することに。このほかにも試験的にいくつかの品種を試していく予定です。

自慢の山ぶどうワインを進呈し、木村さんとワイン談義をする「ひるぜんワイン」の植木社長
自慢の山ぶどうワインを進呈し、木村さんとワイン談義をする「ひるぜんワイン」の植木社長

木村さん「すんごーい 美味しいワインになるよ」

高橋  「木村さんは自然栽培のワインを飲んだことがあるんですか?」

木村さん「うん、あるよ!」

高橋  「美味しいんですか?」

木村さん「ああ、すんごーく美味しかったよ~^^」

 

わぁ~ 想像しただけでもワクワクしてきますね!どんなブドウが出来るのでしょうか!?

ワインだけでなく、子どもも飲めるようブドウジュースも作って欲しいとお願いしておきました(^^)b

初搾りのワインやブドウはもちろん、ご支援いただくNPO会員の皆様に優先的にご提供の予定です。数年先ではありますが、楽しみにしていてくださいね☆

「今から楽しみだね~♪」
「今から楽しみだね~♪」