
菜の花が咲き誇り、桜が見ごろを迎えました。落葉樹には小さな新芽が膨らみ始め、菜種梅雨(なたねづゆ)の水を吸ってぐんぐん大きくなっています。とうとう今年も春が到来しましたね!
田んぼの畦道には、タネツケバナがあちこちで咲き始めています。昔の人は、「タネツケバナ(種漬花)が咲く頃が田んぼの準備どき」としていたそうです。カレンダーで農作業日を決めるのもいいですが、その年その年の気候を絶妙なセンサーでキャッチしている植物を農業暦の目安にしていたなんて、昔の人の知恵とセンスはあなどれないなぁ…と思いませんか?^^

さぁ、当会のモデル圃場となっているこちらの田んぼ。すっかり瑞々しいグリーンに包まれています。看板の脇に生えている大きな葉っぱ。コレ、何だかご存知ですか?「スイバ」といいます。
タデ科の多年草で、ギシギシやスカンポと呼ぶ地方もあるようです。スイバ=酸っぱい葉…その名の通り、茎や葉っぱを齧ると酸味があり、昔の人曰く「学校の帰り道に齧りながら帰ったなぁ。昔は俺たちのおやつみたいなもんじゃったよ」とのこと。懐かしいなぁ!という方が多い草です。
今年はなんだか、このスイバが異様に大きくなっている気がします。

タンポポの花径もこんなに大きいんです! これはまた、何か植物たちが私たちへメッセージしているようですね。何て言っているのでしょう?私たち人間もセンサーを敏感にしなくては!

種を蒔いていないのに勝手に自生したレンゲ。今年はこんな感じです。昨年より大人しくなったかな?窒素分が土壌に行き渡ってきたからなのか?それともほかに要因があるのか?

今年もそんな不思議なレンゲ畑を見に来ていただきたくて、今年は「れんげ祭」と名前を変えて開催することが決定!毎年恒例の生産者対象の耕起・代掻き講習会と同時開催です。
これに加え、今年はハチミツプロジェクトでお世話になる、養蜂家の奥村博さんを囲んでのお話会も決定しました~(^^)/
自然栽培の圃場には、なんとなく生命力あふれる心地よいエネルギーが充満しているような気がします。気持ちのよいグリーンシャワーを浴びに、ご都合のつく方、興味のある方はぜひ遊びにいらしてください。
■■いずれも平成26年4月20日(日)が開催日です■■
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★耕起・代掻き講習会
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▼時間
10:30~(約1時間程度)
▼場所
当会研修センター(生産者の方へは後日案内状をお送りします)
※生産者・NPO会員対象、参加無料、申込不要
駐車場スペースが少ないため、一般の方のご来場はご容赦下さい。
※少雨決行。その他については、当日ウェブサイトTOPページにて中止・決行のいずれか
情報を告知します。
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★れんげ祭
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お弁当や遊ぶものを持ってれんげ畑でご自由にお過ごし下さい。れんげ摘みもOK♪
▼時間
10:00~夕方くらいまで
▼場所
モデル圃場 倉敷市東塚4-9-32
※どなたでもどうぞ
※参加無料、申込不要
※認証品が買えるミニShopを開設します!
※駐車場として、JA倉敷かさや福田支店の駐車場をお借りするようお願いする予定です。
(倉敷市東塚4丁目17−45)
※雨天の場合中止いたします。当日ウェブサイトTOPページにて、中止・決行のいずれか情報を告知します。
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★養蜂家 奥村さんのお話会(自然栽培のお茶とお菓子付)
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大変博識の奥村さん。話題は蜜蜂の話から、果ては宇宙や科学の話にまで及びます!
岡山の自然栽培に着目した奥村さんの視点はよそでは聞けないレアな話かも!?
高橋理事長自邸のお座敷で、うららかな春の午後、
ゆったりとお茶を飲みながら、皆で楽しく自然栽培のお話をしませんか。
レンゲを試食する時間もありますよ~(レンゲって食べられるんです♪)
▼時間
15:00~(途中の出入り自由)
▼場所
倉敷市東塚4-9-32
※どなたでもどうぞ ≪先着30名様まで≫
※お茶代として、会員・生産者の方500円/一般の方800円