ブドウの植樹祭をしました!

自然栽培ファンの皆さん、コンニチハ!

僕はなんば桃園生産者の一人(一匹?)難波ワンの相棒、難波ツーです。…いや、そろそろ本名を申しますと、ワンはミルク、ツーの僕はサムといいます。

今日は何やら、ブドウの植樹祭をするとやらで、なぜか僕がレポートすることになりました。ご主人様、桃のほかにもブドウもやんの!?(NPOてば、無茶ぶりやでーw)


ほー、この人が木村秋則さんですな!ご主人様が自然栽培の桃づくりの道に入るきっかけとなった人だな。ご主人様たちが自然栽培に切り替えてくれたおかげで、僕はこの桃園で散歩するにも昼寝するにも、薬っぽい変な臭いがしなくなって、なかなか居心地よくなったんだよねー。お礼に、カラスがイタズラしに来たら、追い返してやってるんだ。ね?僕だってちゃんと栽培に貢献してるでしょ?

 

木村さんは熊本から東京へ行く途中で、植樹祭へ来てくれたんだって。ホントなら「俺、行けそうにないから、ま、がんばってくれよな!」で終わってもよさそうなのに、わざわざ来てくれるなんて、木村さんいい人だよね。ブドウ植えるのも最初が肝心だもんな。心配してくれたんだと思うよ。

一応、祭壇みたいなものをしつらえて、皆で祝詞をあげるらしい。農耕儀式ってやつだね。人間が勝手に土地に穴掘って勝手に何やら植えるんだから、まぁ土地には挨拶しといた方がいいよね。最近はコレをすっ飛ばす人間も多いからな。なかなか謙虚なことじゃん。テレビ局の人もいるぞ。

人間たちね、皆で一緒にこんなこと言ってたよ。眠くなっちゃうお経や小難しい説教じゃないんだね。

一、豊かな大地よ、どうぞ宜しくお願いいたします。
二、ぶどうの木々の皆様、立派に育ってください。
三、農作業の方々へ、真心こめてお願いします。
四、大自然よ、ぶどうの豊作を宜しくお願いいたします。
五、木村秋則様、ご指導を宜しくお願いいたします。


左は「ひるぜんワイン」の植木社長さんだって。蒜山って、岡山の県北でしょ?すんごい遠い所から来てくれたんだ。長靴を履いて、ちゃんと作業する格好で来てくださったんだね。日頃からちゃんとブドウの栽培に向き合ってるってことだよ、これって。

ご主人様が土地に振舞っているの、それ「奇跡のお酒」じゃない?ひゃー あんな美味しいお酒を惜しげもなく振舞うなんて、人間もなかなかやるじゃん!

植樹祭が終わったら、木村さんの「植え方講座」。ブドウ苗の根っこの扱い方とか、植え方とか、いろいろと教えてくれて、みんな真剣に聞いていたよ。


僕は難しいことはよくわかんないけど、木村さんてさ、木を触るとき、すごーく優しく丁寧に扱うんだよね。それ見てて、僕すごく嬉しかった。植物や動物の気持ちがわかる人なんだって、すぐにわかったよ。

 

支柱に結わえる紐一つとっても、本当は麻紐がいいよ!とか、結び方も木に優しくて、理に適っていたよ。なんで支柱をしないといけないかわかる?風が吹くたびにグラグラすると、根付こうとしている根っこも土の下でユラユラして、根付きにくくなって苦しくなるからなんだ。木が僕にそう言ってたよ。

「やっぱさ、花が咲いてるときが一番いいな!な!」

木村さん、僕んちの桃の花を見て、すんごいニコニコしてたよ。木村さんちのリンゴの花もきっとキレイなんだろうな~ ご主人様は木村さんのリンゴ園に行ったことあるんだって。僕も行ってみたいな~♪

ご主人様~ 今日はたくさんお客様が来て楽しかったね~! 僕のレポートどうだった?がんばった?

ブドウのパトロールもしてあげるから、任せてねー!!