耕起講習会 終わりました!

久し振りの気持ちのよいお天気の下、年度最初の企画、恒例の耕起講習会が無事終わりました。

今年もレンゲが咲いています。

全体で見るとこんな感じです。一時のピークに比べると、かなり数は減りました。田んぼは必要な時、必要な所へ、必要なものを、過不足なく呼ぶようです。「過不足なく」:余りも不足もなく丁度であるさま…あらためてこの言葉って深いですね。

 

さて、木村式ではこの時期、耕起するにはまだ早いため、圃場のごく一部分だけを耕起しながらデモンストレーションをしています。
また、理事の山田所有のトラクターでのデモのため、皆さんが一様に同じ機械を持っているわけではありませんので、個々の環境・条件によって出てくる疑問などにお答えする時間を多めに取りました。

「うちは小せぇ古い機械しか持っとらんけん、あんな立派なトラクターが耕すのを見たって意味ねーわ…」

「倉敷まで遠いけん、わざわざ行ってもねぇ…」

 

・・・と思われた方にこそ、このような会にはぜひお越しいただきたいなと思っています。上意下達のレクチャーではなく、この質疑応答のような双方向の行き来のある時間こそ、大変キモになる重要なポイントが聞けるんです!

好気性微生物にいかに上手に働いてもらうか? このところの多い雨の中、土を乾かすとは?

乾土効果に対する考え方を確認することで、自分の環境下でどのようにアレンジすればよいかの指針が得られると思います。
最初が肝心、「段取り八分、仕事二分」「苗半作」という言葉もありますので、耕起や代掻きを首尾よく進めることはとても重要です!

「うちのトラクターじゃと、あそこの爪の部分を云々・・・」

「おたく、いつから苗するん?」

「雨が多いけぇ、悩ましいなぁ」

「うちはこねーだ(このあいだ)ポット苗の作り方講習行ってみたんじゃけぇど、木村式に役立つことも多かったんよ」

「有機の人らぁもよぅ勉強しとるよなぁ」

 

取組み年数を重ねてくると、生産者さん達もだんだん仲良くなってきて、クラスメイトのようになっています。それぞれ気の合う人同士で自然と集まり、もうすぐ始まる苗づくりの情報交換が活発でした。何気ない会話の中にも、かなりイイお話が聞けるようです。あまりうまく行かず行き詰っている生産者さんは、ぜひこうした企画に足を運んでいただき、外からの空気もたまには入れてみてくださいね(^^)/