木村秋則さんと矢野智徳さんが初のご対面!

とても興味深い記事のご紹介、農業ルネッサンスさんからのシェアです。

写真提供:農業ルネッサンスさんより (左から)木村秋則さん、篠田 昭新潟市長、矢野智徳さん
写真提供:農業ルネッサンスさんより (左から)木村秋則さん、篠田 昭新潟市長、矢野智徳さん

 

木村秋則さんと矢野智徳さんの初のご対面が実現しました!

造園技師である矢野智徳さんは、『NPO法人杜の会』の設立メンバーのお一人で、「大地の再生師」「地球の庭師」とも呼ばれている方です。水や風の流れから自然の生態系の循環を見極め、コンクリートなどで固められ脆弱化してしまった森林や里山の再生を進めていらっしゃいます。

このたびの木村さんと矢野さんの出会いの経緯について、篠田 昭 新潟市長が新潟市通信:ホームページ版「ひこうき雲」にて紹介されました。

▼新潟で「水と土」の奇跡の出会い「自然栽培」の木村さんと「大地の再生師」矢野さんが意気投合
http://www.city.niigata.lg.jp/shisei/mayor/hp_hikokigumo/h27nendo-hp/270519.html

 


ここで木村さんや矢野さんが提唱していらっしゃる視点は全く同じ。土壌中を走る流体(例:水や空気)の停滞をいかに流れ良くするか?です。これは流体力学の分野と重なりますね。これがやがて、分子や原子の熱運動へとつながっていき、土壌中であらゆる生物たちが化学反応を起こして生命活動を維持しています。

 

最近では「自然栽培って何ですか?」と尋ねられると、私たちは「太陽、空気、水、土壌等、自然界の生態系が持つ物理的・化学的・生物的な相互の仕組みと働きを活かす栽培方法です」とお答えするようにしています。肥料や農薬、除草剤を撒かないのが自然栽培なのではなく、それは手法の一つであって、自然栽培の目的ではないからです。「肥料や農薬を撒かなければ即『自然栽培』と呼んでいいと思っているとしたら、それは少し違いますよ」と発信している理由もお分かりいただけるでしょうか。

 

各方面で同じベクトルに向かっている方々がつながり始めました。そして、それに気づき始めた人たちも集まり始めています。“流れ” 始めてきましたよ!
このたびの新潟市のお取組みのほか、各県で広がっている熱意あるご活動に元気をいただいています。岡山もがんばります!!