木村式自然栽培の桃 完売のお知らせとご報告

モモチョッキリゾウムシの食害に遭った桃の果実…
モモチョッキリゾウムシの食害に遭った桃の果実…

毎年大好評をいただいている、なんば桃園さんの木村式自然栽培の桃。

 

すでに、今年度のNPO会員の皆様へはご報告をしていましたが、残念なことに、今年なんば桃園では、春先にほとんどの木がモモチョッキリゾウムシという虫の食害に遭い、壊滅的な状態となってしまいました。加えて、先日の台風11号による果実の落下も発生いたしました。このため、今年度の収穫が限定的となり、NPO会員様への優先販売分で販売数に達し、完売となりました。楽しみにお待ちくださっていた一般のお客様には大変心苦しく、申し訳ございません。

これがモモチョッキリゾウムシ
これがモモチョッキリゾウムシ

 

生産者の難波さんは、木村秋則さんと連絡を取り合い、原因究明と対処方法について最善を尽くしていらっしゃいますが、圃場や桃の木が完全な自然栽培へと転換していくまでの過程の一つとして、冷静に受け止めていらっしゃいます。


「今が辛抱の時なのかも知れません。欲張らず、この状態を真摯に受け止め、次へつなげます」とお話されていました。


厳しい暑さの中、ご夫婦やご親戚、スタッフの皆さん総出で、顔を真っ赤にして汗だくで毎日桃のお世話をしているのを知っているだけに、無念なお気持ちを表に出さず、笑顔でお話される難波さんの姿に、胸詰まるものがありました。そして、木村さんもこうしてご苦労されたのだな…と思わずにいられません。「だから言わんこっちゃない」 「薬をやれば一発で済むのに」 と、離れていく人もいたのではと思います。

 

このような状況にあっても、多くの皆様からの温かい励ましの声を頂戴し、私どもスタッフも大変嬉しく、心より感謝申し上げます。皆様からのメッセージは、生産者さんへしっかりとお届けしてまいります。

難波さんは、すでに次の改善策へ着手されています。自然栽培が今後も世に認められていくためにも、引き続きの皆様からの温かい励ましとご支援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。