収穫祭2015、ありがとうございます!

今年もお天気に恵まれ、つつがなく無事に収穫祭を開催することができました!

来場者数はおよそ70名超。岡山県内はもとより、近畿圏や四国などから多くの皆様にお集まりいただきました。認証生産者の皆さんもお越しくださいました。ご自身の農作業で忙しいはずなのに、こうした農耕儀式を一つの「けじめ」として駆けつけてくださるお気持ちが嬉しいです。メディア数社のカメラも入り、弊会理事長の高橋が経営する「すし遊館」のテレビコマーシャルのための撮影もされました。(乞うご期待!) 

ご覧の通り、まだ稲が青く稲刈りには早いため、形式的に手刈りをするに留めました。でもこの手刈りが楽しいんですよね!稲わらの懐かしい匂いは、自然栽培ならでは。

 

伊原木岡山県知事からのご祝電を読み上げていただきました
伊原木岡山県知事からのご祝電を読み上げていただきました


またこの日は嬉しいことに、

伊原木隆太 岡山県知事からもご祝電をいただきました。


私たちNPOは、数ある栽培方法の一つとして、自然栽培もぜひ県の農政に認知して欲しいと度々陳情しており、その度に示唆に富んだアドバイスや課題をいただいています。


実は先日、岡山県議会の場で自然栽培の普及活動について取り上げていただきました。

▼岡山県議会 江本公一 議員による一般質問の様子です。

特色ある農業と岡山米を推進していくために、自然栽培も各種ある栽培取組み­の一つとして取り上げては?とご提案いただきました。知事からの「最終的に消費者に受け入れられることが大切」という回答は、まさしく私たちの課題ですね。

 

岡山県は、全国に先駆けて有機無農薬農業を普及させ、県独自のブランド「おかやま有機無農薬農産物」を確立させた歴史(click! ) があります。良いものは良いと認める懐の深さ、 新しいものをとり込む進取に富んだ気風、品性といったものを大切にする県民性が、有機農業を岡山の風土に取り込みました。自然栽培もまた然り。私たちは、先達の尊い歴史を塗り替えようとしているのではなく、新たな選択肢の一つとして加えていただきたいとお伝えしています。


知事のほかにも、岡山選出の、参議院 片山虎之助議員や衆議院 逢沢一郎 議員 からもご祝電が届き、政財界の皆様も少しずつ、自然栽培について耳を傾けてくださる空気が出てきています。

 

TPPが決まり、これからの農業のあるべき姿勢について、多くの方が模索しているということでもあるのだと思いますが、木村さんはかつて、講演会の場で「TPPについてどう思うか?」という質問に対し、「私はTPPは、いいとも悪いとも思っていません」とお答えになっています。私たちの目指すべきは、ブレることなく歩みを続けるのみ!…ということではないでしょうか。

・・・というわけでチョット話が逸れちゃいましたが(政治色っぽくなってしまってスミマセン^^; ) 収穫祭後の懇親会では熱く語り合い、楽しく和やかな場が広がりました。

 

今年は収穫時期が例年より1週間~10日ほど遅れています。本格的な刈取りはこれからです。生産者の皆さん、どうかお体に気をつけて稲刈りを進めてくださいね!早く皆様へ新米をお届けしたくて、スタッフ一同ウズウズしています。もうしばらくお待ちくださいませ(^▽^)/