
12月、師走になりました。巷ではクリスマスや年末年始の準備が始まってきましたね。お子様、あるいはお孫さんたちへのプレゼント、「何かないかな?」と探していらっしゃる方も多いのではないでしょうか。そんな時、絵本はいかがでしょう?
今回は、いつもの活動報告とは趣向を変えて、自然栽培ファンの皆様に、広報担当:ニコのオススメ絵本をご紹介。
以下、絵本の画像をクリックするとAmazonのリンクへ飛びます。(アフィリエイトにしていないのでご安心ください・笑)

アーマ E.ウェバー (著, イラスト), 藤枝 澪子 (翻訳)
福音館書店 ¥1,080
動物や植物が、地面の上と下をうまくつかいわけて生活している様子を描いています。興味深いのは、植物の種(しゅ)によって、地下の根っこがどのような形状で、どのような伸び方をしているのかが描かれています。
植物があるおかげで、私たち人間を含めた動物が生きていられることを示唆してくれる、シンプルで力強い絵本。

いわむら かずお 著 童心社 ¥1,296
子どもたちの間で長年大人気の14ひきシリーズ。
中でもこの「14ひきのぴくにっく」は、家族で森へピクニックへ行く様子が描かれています。
野に咲くレンゲやスミレ、たんぽぽ、ミツバツチグリにヘビイチゴ。自然栽培の圃場にならどこにでもありそうな小さな草花が、緻密に描かれています。名前も紹介されているので、「この花ってこんな名前だったのか」という発見も。
ぜひ、自分もねずみ一家の一員になった気分で里山を散歩してみてください。ミクロな視点が持てますよ。

「ふしぎな たね」
安野 光雅 著 童話屋 ¥1,566
むかしむかし人間は、そのふしぎなタネを蒔くことを覚えました。肥料をやり、害虫や害鳥から農作物を守り、たいせつな雨を降らせてもらうために、神に祈ることもしました。そして、農作物が余るほどとれるようになったとき、「商業」がうまれ、例えば「計算」という文明も発達し、人間どうしが戦うことさえもはじめたのです。(安野氏あとがきより)
子どもと算数との出会いにもなる楽しい本でありながら、大人が読んでもなかなか考えさせられる絵本です。

「旅の絵本Ⅷ」
安野 光雅 著 福音館書店 ¥1,512
繊細なタッチのやさしい絵を描く安野さんの旅の絵本シリーズ。8巻目は、お花見や田植え、お祭りに紅葉と、季節の移り変わりとともに、電気が普及する前の懐かしい日本の風景が描かれています。所々に昔話や映画の一場面が隠れていてクスッと笑えます。特に里山での農風景は、自然栽培的にぜひご覧いただきたいページ。
3.11 後にこの本を作った氏の想いも込められています。
子どもだけでなく、大人が今読んでも、案外「おもしろいな…!」と思っていただけそうな、良質な絵本なので、ぜひお手に取ってみてください。
あっ!それから・・・・

「自然栽培vol.5
」 木村 秋則 監修
東邦出版 ¥1,296
こちらも新刊が出ました!
IT系、営業マン、福祉職、カバン職人、食品メーカー勤務、自動車の部品生産、ラーメン店従業員…から、農業へ。
肥料と農薬を使わない「自然栽培」は、自分のやったことがそのまま畑や田んぼに表われます。もちろん農作物にも表われます。どうやっても、個性が出てしまう。
「農業始めても離農する人が多いと言われますが、私がこの5年間出会った人で、自然栽培を始めて辞めた人がいません。」とは、編集長 温野 まき さん。
これは早く本屋さんへ行かなくては!
まもなく、当会でも平成28年度の生産者募集を開始しますので、当ホームページの更新まで、応募をお考えの方は、ぜひこちらの「自然栽培vol.5 」で研究してみてください。(^_^)/