7/23 シンポジウムのゲストご紹介3

ゲストのご紹介の前にご報告・・・

おかげさまで、今年も無事にお田植祭を開催することができました。今年度も110余名の生産者により、2900俵の計画でお米づくりがスタートしました。圃場巡回も強化し、皆様に安心して自然栽培のお米を召し上がっていただけるよう、さらに努力してまいります。

今年度も応援、よろしくお願いいたします。生産者の皆さん、一緒に頑張りましょう\(^o^)/


さて、シンポジウムのゲスト第3弾はコチラ。只今旬の人!

就労継続支援B型事業所:株式会社パーソナルアシスタント青空 代表の佐伯 康人さんです。佐伯さんは、農業と福祉をつなぐ「農福連携」という新しい分野を開拓されました。

「農福連携」では、障がいを持つ人に自然栽培による農業に従事してもらい、付加価値の高い作物を流通させることで、経済的に自立してもらうことを目指しています。伺ったところによると、障がいを持つ人の中には、農薬や肥料のアレルギーに敏感な人が少なくないそうなのですが、自然栽培は農薬も肥料も使いませんから、安心して圃場内での作業に取り組んでいただけます。繊細で地道な作業を得意とする方も多いのだそう。

 

この活動に賛同した人たちが集まり、一般社団法人 農福連携自然栽培パーティ全国協議会(通称:自然栽培パーティー)が発足。現在、全国22の団体が登録されています。今年5月には、愛知県豊田市で第1回目のフォーラムも開催され大成功をおさめました。また、この活動は、農林水産省と厚生労働省との共同による支援をされるまでに規模が拡大されています

 

あまり知られていませんが、佐伯さんら愛媛の皆さんに 西日本―― 特に温暖な地域での米づくりについて、手ほどきをしているのが当会理事の山田です。(積雪のある地方と、温暖な地方とでは、自然栽培の米づくりにもチョットしたコツの使い分けが必要なのです)

自然栽培パーティーより発売中のDVD 『水稲自然栽培』へも、資料として栽培手引を無償提供させていただきました。木村秋則さんが絶賛し、全国の講演で紹介してくだっているもみ殻燻炭を使った育苗法も載っているようなのです。

 

これは山田が重い苗土を何百箱も運ぶために腰を痛めかけていた女性パートさんのために、軽いもみ殻燻炭が使えないか…と考案したもので、何年もかけて燻炭 や土との配合、温度管理等を編み出しました。特許をとったらとよく勧められているのですが、弊会の髙橋も山田も、「これは自然栽培を教えてくれた木村さん への恩返しだから」「そんなことをしたら叱られる(笑)」といって特許をとらず、広く皆さんへご紹介しているものです。ぜひご覧になってみてください。

 

現在、佐伯さんらが注力しているのが、2020年の東京オリンピック・パラリンピック――特にパラリンピックへ自然栽培の食材を提供できるようにすること。そのための農産品国際認証GAPへの働きかけが進んでいます。

 

7月23日の夢のディナーではもちろん、農福連携に取り組む皆さんからも食材をご提供いただけるよう手配していますので、彼らの美味しいお野菜も召し上がっていただけますよ(^^♪

佐伯さんからわくわくするようなお話が聞けること、間違いなし ですね!

 

さぁ、農福連携に興味がある!すでに始めている!という方も、7月23日は倉敷へぜひお越しください(^O^)/

▼シンポジウムのお申込み・詳細はコチラまで

http://www.oka-kimurashiki.jp/home/シンポジウム-夢のディナー/