JA佐渡も始めた自然栽培と、朱鷺

写真:「佐渡観光PHOTO」より
写真:「佐渡観光PHOTO」より

新潟県の佐渡でも今年から自然栽培が始まっています。佐渡といえば朱鷺(トキ)の保護活動が有名です。そのトキとの共生の舞台の一つとして、自然栽培も選ばれました。ここもなんと、JA佐渡が主体的に自然栽培の推進をしています。

 

NHK新潟がその様子を伝えたということで、「JA佐渡自然栽培研究会」さんがFacebook へ投稿されています。Facebook のアカウントをお持ちでない方にも動画がご覧いただけます。以下の★印をクリック(またはタップ)してみてください。

(こちらをClick or Tap )

環境省:若松 徹 主席自然保護官

 「今後 真のトキとの共生という部分で 実生活の中で関わる部分が出てくる」

 

JA佐渡:前田 秋晴 理事長

「まさに究極の生物多様性農業 このあとの販売戦略を考えるとき佐渡米の価値向上の貴重な取り組みになるということで始めた」

「地域として農業として生物多様性に取り組める地域としては全国でも珍しい」

 

国内最後のトキの生息地となった佐渡は、1000m級の高い山々と森、そして棚田が広がる島。こうした特徴がトキを育む郷として定着したのですね。どこの真似でもない、佐渡にしかできない佐渡ならではの地の利を生かした農業を自然栽培と絡めて始めていることに、敬意を表したいと思います。JA佐渡さん、攻めの農業を進めていらして、素晴らしいですね!

今、こうした動きが全国各地のJAで少しずつ始まっています。

 

生きものだけが優先されては農業は成り立たず、農業だけが優先されても私たちは生態系サービスの恩恵を受けけることはできません。自然栽培は、そのあたりの「折り合い」をつけるのによい栽培方法なのではないでしょうか。

 

「自然栽培」とは、「自然 “な” 栽培」 ではなく、「自然 “と” 栽培 」であるといわれる所以を、生物多様性を考えるときの大きなヒントとして、あらためて考えてみたいと思います。

 

岡山も、岡山にしかできない岡山ならではの自然栽培を進めてまいります(^o^)丿