心配された台風21号の影響はさほど強くはありませんでしたが、ご覧のとおり、「晴れの国おかやま」らしからぬ雨の一日。秋祭りの頃に岡山でこんなに雨が降ることはなく、ここ十数年でも見たことがありません。


雨の雫に打たれてうな垂れているような朝日。倒れていないだけ、偉いぞ!
集まった生産者さん達も、「もう、田んぼの水が抜けんから、いっこも刈れんわ」「早生(の品種)もまだ刈っとらんけぇ、早よぅせにゃぁ、晩稲も刈れん」「おぅ、乾燥機が順番待ちで一杯になっとるわ」と、皆さん、口々に心配している様子でした。
ここへ、台風が猛威を振るって稲が倒れてしまえば、コンバインで刈れず、手で刈り取るしかない‥というリスクも待ち受けています。
おコメを作れない私たちは、ただただ お天道様に祈り、生産者の皆さんにお願いするしかないですね。食べものを作ってくださる方のありがたさをこんな時に特に感じます。

「まぁ焦っても、降っとるモンはしゃあねぇ!」と、笑って雨の収穫祭へ集まってくださった生産者の皆さん。こうしたところも、自然を相手にお仕事をしている方は達観しています。お日様や雨雲を恨んだって、仕方ないですものね。
当会始まって以来の少人数で、収穫祭を執り行いました。



一応、刈り取りもしましたよ(^^)

懇親会も、いつになく少人数でアットホームな雰囲気。参加者の方の中には、犯罪や非行をしてしまった若い人の立ち直りを支える更生保護に関わる人がいらして、「こうした子ども達が立ち直るために、自然栽培のような農業はきっと力になってくれるのでは‥」と、目を潤ませ声を詰まらせながらお話されていた姿が印象的でした。自然界には善悪はなく、すべてを受け容れいざなう偉大な存在。きっと何か光明があるのではないでしょうか。
このほか、今回は理事長からいくつか新たなニュースが発表されたのですが、これはまた追々、こちらのブログでご報告していきたいと思います。結構、これから立て続けにニュースをお届けすることになりそうですので、ぜひチェックしてみてくださいね(^_^)/
今日は足元の悪い中ご来場くださいました皆さん、ありがとうございました。無事稲刈りが進むことを願ってやみません。皆さんもどうか稲たちを応援してください。