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当会では、「パタゴニア環境助成プログラム」の支援により、「 ALL MY RELATIONS ACTION 」というプロジェクトを始動しています。このたび第1計画である動画の制作が完了し、Youtubeでの配信をスタートしました。
「自然栽培って結局、なに?」
「なにがどういいの?」
自然栽培をまだご存知ない方たちへ向けて、なぜ肥料が要らないのか?なぜ無農薬が実現できるのか?という問いについて、自然栽培の仕組みの一端を田んぼを例にしてアニメーションにしました。
「無農薬」という言葉だけがもてはやされている昨今、その裏では、肥料のやり過ぎが農薬の必要性を高めているという点に気づいていない方が多いことを危惧しています。
私たちは、「農薬=悪」「肥料=善」という意識が強いあまり、農薬はできるだけ使わないよう気をつけるものの、肥料は作物を育てる栄養分=よいものとして多投する傾向にあります。「よかれ」と思ってしているので、偏っていくことに気づかず、ブレーキがかかりにくい現実があります。
これらの偏りが今、気候変動にまで影響を与えている…一人一人の意識がとても大切になっているのです。
自然界は、人間が思っているよりもずっと調節機能が働いており、持続可能な摂理を保ってきました。自然栽培は、その仕組みを壊してしまうほど人間が関与するのではなく、この持続性を維持できる範囲内の生産活動にしませんか?とお伝えしたいのです。
※ここで短絡的に「肥料=悪」と捉えないようご注意ください。これもまた偏った見方です。あくまでも、「やり過ぎる」「偏る」ことがよくないのです。何事も「過ぎたるは猶及ばざるが如し」であることを、私たちはお伝えしようとしています。
(木村さんも、有機肥料や有機栽培はダメだと仰っていません。未熟な堆肥がよくないだけで、しっかりと時間をかけ土へ還ったものなら大丈夫でしょうと言われています。それぞれの大切にしている栽培方法を尊重したいと思います。)
今後は第2計画として、自然栽培が「多様な農業の選択肢の一つ」として認めていただけるよう、いろいろな分野の方々にご覧いただける機会を増やす予定です。そのためにも、DVDでの販売ではなく、Youtubeでの無料配信という方法を選びました。
自然栽培のことを短い時間で説明するのは本来難しいことですが、その一端をご覧いただければと思います。自然栽培農家の皆さまもよろしければご利用ください。ぜひシェアや拡散のご協力をよろしくお願いいたします(^_^)/