玄米の効能がこのところ、きちんとしたエビデンスと共に明らかになってきました。
そんな中、こんな記事が紹介されました。
こちらの記事を書かれたのは、ITビジネスコンサルタントで、ネットの論客としても有名な永江一石さん。きちんとしたエビデンス(科学的根拠)をもとに、さまざまな社会問題や経済問題について、Blog やメールマガジン、SNSで発信されています。
今回、永江さんのような視点をお持ちの方に、「発芽玄米ごはん」を高く評価していただけたことを光栄に思います。また「自然栽培だから」ということを甘えにせず、できるだけ多くの方に認めていただける商品づくりを辛抱強く進めてきてよかったと思います。
私どもは常々、自然栽培を普及するにあたり、広く社会に受け入れていただけることを念頭に活動してきました。
このため、フードファディズム(※)に偏らないことを、広報の方針の一つとして決めています。スピリチュアルや観念に偏り過ぎているものについても、一定の距離を置くことにしています。「これを食べたら癌が治る」「これを食べたら病気が治る」という発信はしませんし、優良誤認と捉えられかねない腐敗実験もフェアではないのでいたしません。
自然栽培の仕組みや効果については、大学や研究機関の中でも研究が進められており、私たちがその領域を侵すべきではなく、実績をご提供しながら、研究の成果を待つ立場だと考えています。
(※)フードファディズムとは
食べものや栄養が健康と病気に与える影響を、熱狂的、あるいは過大に信じること、科学が立証したことに関係なく食べものや栄養が与える影響を過大に評価すること(Wikipedia より)
そして、さらに!!
『こども宅食では、生活の厳しい子どもの家に、定期的に食品を届けます。
そして、食品のお届けをきっかけにつながりをつくり、見守りながら、食品以外の様々な支援にもつなぎます。まずは、文京区で6つの団体がモデルをつくり、全国に広げ、「子どもの貧困」をなくしていきます。』(こども宅食 ウェブサイトより)
「こども宅食」さんについては、こちらの記事もご覧ください。
▼文京区の貧困家庭支援「こども宅食」 「恥ずかしい」をなくす気配りも
https://dot.asahi.com/aera/2018013100012.html?page=1
▼「困っている」と言えない現実
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/55513?page=2
「未来の子どもたちのために」という理念を掲げている私たちにとって、このご提案は非常に嬉しいことで、経費的には厳しいながらもなんとか実現したい!と、関係者の方々にご協力をお願いしたところ、皆さんにもご快諾をいただくことができました。
現在、私たちの活動を支持してくださる層というのは、「食」や「オーガニック」、「環境」「生物多様性」というキーワードに関心を強くお持ちの方がほとんど。
ですが、広く社会で見てみると、それは「ごく一部の熱心な人たちの嗜好にすぎない」という見方が大半を占めています。
「本当は我が子によいものを食べさせたいけれど、その余裕がない」というご家庭もあると思います。
私たちは、そのような環境にいらっしゃる方たちにまで幅広く、この自然栽培をお届けできるようにしたいと考えています。「誰もがごく普通に、スーパーで自然栽培の食材もほかの栽培方法の食材と同じように手に取っていただけるように」と願い、JA・全農の方々、県内企業の皆様にもご参画いただいているのは、このためです。
まだまだ課題はあるものの、今回の「こども宅食」さんへの寄付によって、私たちの目標に一歩大きく近づけたことが嬉しいです。
組織だからこそできること に、ようやくたどり着けてきました!
「誰一人取り残さない-No one will be left behind」――SDGs(持続可能な開発目標)を、皆さんと共に進めていきたいと思います。
ぜひ当会の活動にご参加ください。
NPO会員として入会する、イベントに参加する、自然栽培の商品を購入する、生産者として参加する、支援企業としてユーザー申請する…いろいろな窓口をご用意してお待ちしております!