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木村秋則さんが、講演へ向かう途中に岡山へお立ち寄りくださいました。
今回、山形大学農学部名誉教授の粕渕辰昭さんと木村さんが、ここ岡山で合流!!これって、すごいことなんです。
----ここで粕渕辰昭さんのご紹介----
1944年(昭和19年)滋賀県生まれ。1966年3月、岐阜大学農学部農芸化学科を卒業。1966年、農林水産省農業技術研究所(現・農業環境技術研究所)研究員、1986年農林水産省北海道農業試験場水田土壌管理研究室室長。1992年11月、山形大学農学部助教授、1995年教授、2003年農学部長。2009年3月、退官。(Wikipedia より)

粕渕さんは、以前より山形で無農薬無肥料によるコメづくりをされ、自然の生態系と調和する稲作を研究されています。明治の文明開化以前に行われた稲作の古い記録を紐解き、
「日本のコメづくりは3000年に渡り継承され、肥料・農薬・除草剤のない時代の稲作は、江戸時代に入りようやくある一定の到達点に達していたはず。明治の文明開化で西洋の考え方が入って以降、せっかくの伝承・蓄積が軽んじられてしまったのは非常に惜しい」とおっしゃっています。
先生は、水・大気・土壌環境がご専門。土の持つ物理的機能やエネルギーの動きについてご研究されています。著書『土と地球 ー土は地球の生命維持装置ー』(学会出版センター)では、「土とは何か」について体系的に説明されていて、土は太陽系惑星の中で地球にしかない‥という宇宙のお話から始まっています。(広報である筆者も以前からバイブルにしています)
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この粕渕さんと木村さんが初めて出会ったのはつい3年前のこと。
新潟で自然栽培を広めている私たちの仲間が、お二人を引き合わせたいときっかけをつくり、木村さん自ら粕渕さんの田んぼを見に山形へ向かったのだそうです。
というわけで、今回の岡山での再会は2回目。それなのに、旧知の仲のようにお二人の息がピタリと合っているのは、同じ方向を見ているからなのでしょう。
弘前大学の杉山修一教授が木村さんのリンゴの研究の第一人者ならば、粕渕さんは稲作においての強力な助っ人です。
そして今回、ナント
粕渕さんを当会の顧問としてお迎えできることになりました\(^o^)/
「この時期にこれだけの姿をしている苗だと、途中でくたびれてしまう可能性もありますね。東北と温暖なこの辺りとでは、栽培の工夫の仕方は変えないといけないかもしれませんよ」とのこと。
これは、木村さんも、以前視察くださった杉山教授も同じことをおっしゃっていました。ではどうするか?いろいろと伝授いただきましたので、生産者さんの勉強会などで随時お伝えしていきたいと思います。
当会の自然栽培による朝日米のコメづくりは、益々バージョンアップしていくこと間違いなしです。これまでも結構がんばってきたぞ‥!と思っていましたが、木村式自然栽培米「朝日」には、まだまだ伸びしろがありそうです。乞うご期待です\(^o^)/