写真は「奇跡のお酒」を造っている菊池酒造さんの蔵を取材させていただいたときのもの。今頃は、今年の新米による新酒を造りはじめていることと思います。



ご存知のとおり、蔵ではモーツァルトが流れています。 倉敷管弦楽団の常任指揮者という顔を持つ、杜氏で当会副理事長でもある菊池社長によると、いろいろな音楽を聞かせた中で、モーツァルトが一番、酵母菌の死滅率が低かったことから、モーツァルトを採用したそうです。
さて、ここで問題です☆彡
一番 酵母菌の死滅率が高かったのは、どのような音だったでしょう?
答え:無音
答えは、「何も聴かせなかった酒樽」だったそうです。
「例えば、学校とかでいじめがあったとするでしょう?いじめる人、いじめられる人‥ その中でも、“何も言わないで黙っている人” …いますよね。いじめが増長される一番の原因なんじゃないでしょうか」と菊池社長。
木村秋則さんも、「樹や作物に声をかける」と言っていますね。何も声をかけなかった樹は、すべて枯れてしまったそうです。
画像は、木村秋則さんが当会の認証水田を視察してくださったときのもの。カメラも誰からの視線も集まっていない、誰も気づかないところで、小さな声で「がんばったな‥!」と小声で稲穂の頭をナデナデしているのを、広報はこっそり見ていました。決してパフォーマンスではなく、本当に木村さんは声をかけているのだなぁ‥と感動しました。

私たちは、黙って見て見ぬふりをするのではなく、なんらかのアクションを起こさなくてはならないのかな、と思います。ただし、そこには大きな配慮やリスペクトがないと、関係性はすぐに壊れてしまうでしょう。「善かれ」と思ってのやり過ぎは禁物、もちろんやらなさ過ぎも禁物‥それが自然栽培です(^_-)-☆
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今年も皆さまには自然栽培にご関心をお寄せいただき、ご支援もいただき、ありがとうございます。新年1月1日からは、平成31年度のNPO会員募集もスタートします。よろしければ新規ご入会、継続更新をお待ちしております。
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新しい年が皆さまにとって佳い年になりますように。