恒例行事となりました、成果報告会。開催日まであと約一週間となりました。たくさんのお申込みをありがとうございます。「予定」としていた木村秋則さんのご登壇も決定し、第1部も第2部も聴きごたえのあるお話ばかりつづきそうです!
第1部は養蜂家 船橋貴康さんの講演。共催の株式会社大町さんからのメッセージです;
『ミツバチの生活できる環境が、私たち人間が生きられる世界』
かつてアインシュタインは「ミツバチが地球上から姿を消すと人類は4年で滅びる」と語りました。
そのミツバチがいま激減している…日本中の養蜂家たちが口をそろえます。
ミツバチを起点に地球上でいま何が起こっているのか?私たちは、小さなミツバチから何を学ぶべきなのか。。
「ハニーさん」の愛称で知られる船橋康貴さんが、地球環境と密接な関係を持つミツバチについて、養蜂家としての奇跡的な体験談を交えて熱く語ってくださいます。

私たちが毎日食べている野菜や果物の中にはは、ミツバチの授粉のおかげで成り立っている物も少なくありません。
「世界の食糧の9割をまかなう作物のうち、70種以上はミツバチが受粉を媒介している」という報告(2011年・国連環境計画報告書)もあります。
このようなミツバチたちが、家畜として使い捨てのように扱われているという現場の声が漏れ伝わってきています。
ミツバチは、自身の身体に少しでも異物が付着すると、巣へは帰らないといいます。
作物も、ポリネーターとなる生きものも、工業製品ではなく、私たちと同じ「生きもの」です。彼らをコントロール出来るという前提での農業には疑問が残ります。そこに傲慢な態度が見え隠れしていないか、今一度胸に手を当ててみる必要はないでしょうか。

こうしたことから、海外では「アニマルウェルフェア(畜産動物福祉)」という概念が広がっています。日本においてこの考え方が出遅れていることは国内外で指摘されており、農水省も普及に乗り出しました。
▼『アニマルウェルフェア』
動物の立場に立ち、人間が動物に対して与える痛み・苦痛を最小限に抑えることで、飼育されているすべての動物の「生活の質(Quality of Life)」を高めようとする考え方
生態系サービスの恩恵の中で、私たちは経済活動を行い、生活をし、生きていられる。そのことをあらためて心に留め、その上で、私たちはどの程度まで「栽培」や「生産」をすることが可能なのか、許されるのか。
私たちが常々発信したい「自然栽培」とは、「自然な栽培」ではなく、「自然」と「栽培」という相反する概念のバランスと融和、そして、そのための「リフレーミング」です。
▼『リフレーミング』
心理的枠組み(フレーム)によって、人や物事への印象や意味を変化させ、理想に向かえる有効な状態にしていくこと
‥というわけで、第1部と第2部のお話は密接につながっています。多くの皆様のご来場をお待ちしております。
▼お申込みはコチラ