ほ場巡回レポート(1)

お待たせしました<(_ _)> お久し振りのほ場巡回レポートです(^^)/

皆さんの田植えが終わった頃、7月上旬にほ場巡回をスタートしました。

 

こちらはJA岡山西管内です。

今年は巡回員を増員し、巡回強化を図っています。苗の植え方、生育状況、水や畦の管理、看板は設置されているか、またその看板にはきちんと記名されているか、等々、チェック項目に沿って巡回しています。

 

看板が設置されていなかったり、記名がなかったりする場合は、認証できないので、生産者さんへ改善を求めます。これらの内容は、実行委員会内にてシェアされます。

あら?こちらの方は、看板の記入が消えていますねぇ。(チェック、チェック!)この後、改善指導が入ります。トレーサビリティの一環として、生産者さんは消費者の方への責任がありますので、ここはきちんと守りましょう。

 

「ギクッ☆」となった方はいませんか?(今から田んぼへ行って、すぐに直しましょう笑)

不思議なことに、生産者さんに提出いただく計画申請書や実績申請書の記入の仕方と、田んぼの作り方って、リンクしていることが多いのです。

 

用紙をていねいに記入し、提出期限をきちんと守る人は、やはり田んぼもていねい。「用紙失くしたけん、もう1回頂戴」とか、期限を過ぎてこちらが催促しないといけないような方は、田んぼもどこか雑然としていたり、アララな感じが否めません💦

 

肥料や農薬で管理しない分、性格が露骨に田んぼに反映されちゃうのでしょうか(;^_^A

 

そういえば、ガーデニング大国イギリスでは、「庭を見ればその人となりがわかる」という諺があるそうですよ。「田んぼを見れば・・」も然り、でしょうか笑

こうして見ると、いろいろなロケーションの中で当会の認証ほ場がありますね。こちらはイノシシ対策の電柵がありました。イノシシさんに狙われませんように(^人^)

 

▼こちらは慣行栽培の田んぼです。

畦をご覧ください。草が黄色く枯れているでしょう?除草剤を使うと、このようになります。

 

▼こちらは、自然栽培の畦。

除草剤を使わず、手刈りをしているのがお分かりいただけるでしょうか。畦の脇に、刈り置かれた草が枯れていますね。そして、その上からまた新しい草が生えています。生産者の皆さんは、この畦の草管理が非常に大変なのです。本当に頭が下がります。

 

除草剤を使うと、草を根こそぎ枯らしますので、土をつかむべき根も失くなり、畦が壊れやすくなります。

 

なので、山間部の棚田などでは、栽培方法の違い関係なく、皆さんで手刈りをして、畦を守っておられます。

 

本当は平地でも、畦はしっかりつくるといいですよ。畦を見れば、やはりその人がどのようなスタンスで自然栽培に取り組んでいるかが窺えます。

 

(つづく)