6月初旬、最新鋭の農業施設を誇る某所へおじゃましてまいりました(^^)




こちらは、岡山県立興陽高等学校さん。
農業科、農業機械科などを擁する、衣食住が直接的に学べる高校です。興陽高校さんは、国内でも屈指のほ場面積と設備を持つ、スゴイ学校なんです。
自然栽培を次世代に‥と、NPOがお願いに上がったのが8年前。その時、有志4名の生徒さんが自然栽培に手を挙げてくれました。高校生が自然栽培に取り組んだのは日本初。自然栽培自体が日本発祥なので、世界初でもあります。
▼その時の記録はコチラ
今では課題研究の授業の中で、いろいろある栽培法の中の選択肢の一つとして採用していただけるまでになりました。

各班に分かれて、今日のToDo確認。

こちらの4人の高校生さんたちが、今年の自然栽培研究班です。自然栽培を選択した動機を伺うと、
「無農薬のコメづくりに興味があったから」
「兄も自然栽培の研究班を選択していたので」
嬉しいですね(^^) ちなみに、動機の中にある自然栽培を選択してくれたお「兄」さんは、現在はお米屋さんに就職されているそうです。これもまた嬉しいですね!
ほかにも、卒業生の中には、婚家で棚田を守るまちづくり団体に所属された女性もいるとか。この学校で学んだことが生かされているって素敵です☆彡

今年1月に開催した報告会で、山形大学名誉教授 粕渕辰昭先生がご紹介された江戸時代の『農業全書』を、自然栽培研究班ご担当の松岡 聡先生もお取り寄せになり、本書にあった岡山県総社市の文献を生徒さんへお見せになったとのこと。
今年の研究班の皆さんのテーマは「温故知新」になりそうですね!

生徒の皆さんが育てた自然栽培の苗。すごく綺麗に育っています。素晴らしい~!

鎮圧して苗を刺激しています。こうすると、より元気な苗に育つんです。

コロナのことがあったので、5月まではなかなか学校へも来ることができなかった生徒の皆さん。その間も先生方が校内の田んぼをお守りくださったとのこと。こうしてすぐに生徒さんたちが学びを再開できること、先生方の熱心なご指導の賜物です。
肥料・農薬・除草剤を使用しない自然栽培は、白紙の状態で作物を育てるわけで、作物が生態系の中で、物理的・化学的・生物的にどのように関わりながら生育するかをダイレクトに且つ総合的に知ることができます。いろいろな栽培に触れる際にも、肥料設計や農薬の使用頻度を効率よく考えるためのベースになるのではないでしょうか。

育苗期間を終えて、本日6月26日には田植えが行われました。
その様子を、JA全農おかやまさんのコーディネートで、地元テレビRSK放送さんが「笑味ちゃん天気予報」で放映してくださることになりました!
その様子をNPOも取材してまいりましたので、放映後にあらためてレポートしますね。
\放送日は7月17日(金)18:50 の予定です/
☆お楽しみに☆