「夢のディナー」@弘前 レポート

ご報告が遅くなりました。

木村さんのお膝元、弘前市で開催された『自然栽培 夢のディナー』のレポートです。

 

木村秋則さんの古くからの支援者で親友でもいらっしゃる、「レストラン山崎」のシェフ 山崎 隆氏が少しでも自然栽培で作られた食材の美味しさを知ってほしいと、20数年前に立ち上げたこの企画。当時は、今ほど自然栽培を知る人がいなかったこともあり、集客は今ひとつだったとか。それでも木村さんは、自然栽培の食材をたくさんの人に食べてもらえたことが嬉しくて、帰りの車の中で奥様と一緒に泣いて喜んだそうです。

 

一度は途絶えていたこの企画が、山崎シェフとハミングバードの近藤正樹氏によって復活!ありがたいことに、当会も朝日米を使ったお寿司での参加をさせていただきました!

飛行機に乗る木村式自然栽培米「朝日」 
飛行機に乗る木村式自然栽培米「朝日」 
高橋理事長の本業での右腕、寿司職人の石崎さん
高橋理事長の本業での右腕、寿司職人の石崎さん
岡山勢、山崎シェフ(真ん中)にご挨拶
岡山勢、山崎シェフ(真ん中)にご挨拶

一人ずつ自己紹介。すごい顔ぶれです!
一人ずつ自己紹介。すごい顔ぶれです!

全国各地の料理人たちが続々と会場入り。会場となったベストウェスタンホテルニューシティ弘前の厨房をお借りして、この日初めて顔を合わせた料理人の皆さんが一斉に動くため、事前の打ち合わせが行われました。普段とは勝手の違う場所でのお料理…どうなるのでしょうか?

 

…と心配するのは無用でした!そこはやはり、自然栽培食材にいち早く着目するほどのシェフたちです。これだけの美しくて美味しいお料理がズラリと並びました!フォトギャラリーでぜひご覧ください。限られた時間で100名以上のお皿をこんなに見事に作るなんて、これは本当に「夢のディナー」です!

▼画像をクリックすると、大きくしてご覧いただけます

会場の様子はこちらのフォトギャラリーで。こういう様子はもう、百聞は一見にしかず、ですね!

会場の幸せそうな様子をご覧ください。特に、苦しい時期を励ましあってきた木村さんと山崎シェフの幸せそうな姿は印象的です。シェフの皆さんも本当にカッコイイんです!

「自然栽培で作物ができたとしても、その美味しさを伝えることの出来るのは料理人。その料理人がまだ少ない」…翌日のミーティングでは、こうした声が挙がっていました。生産者から料理人へ、食材というバトンが手渡され、自然栽培が言葉だけでなく「美味しい感動」を伴ってより多くの人の心へ伝わるといいですね。

 

岡山でも昨夏、岡山国際ホテルで同様の会が催されましたが、美味しいものを食べながら囲むテーブルは、本当に幸せそのもの!このような企画が全国に広がることを願っています。「私の町でも開催してみたい!」という方は、ぜひレストラン山崎へお問い合わせなさってみてはいかがでしょうか(^^)/

今年もやります!耕起講習会&れんげ祭

 

菜の花が咲き誇り、桜が見ごろを迎えました。落葉樹には小さな新芽が膨らみ始め、菜種梅雨(なたねづゆ)の水を吸ってぐんぐん大きくなっています。とうとう今年も春が到来しましたね!

 

田んぼの畦道には、タネツケバナがあちこちで咲き始めています。昔の人は、「タネツケバナ(種漬花)が咲く頃が田んぼの準備どき」としていたそうです。カレンダーで農作業日を決めるのもいいですが、その年その年の気候を絶妙なセンサーでキャッチしている植物を農業暦の目安にしていたなんて、昔の人の知恵とセンスはあなどれないなぁ…と思いませんか?^^

 

さぁ、当会のモデル圃場となっているこちらの田んぼ。すっかり瑞々しいグリーンに包まれています。看板の脇に生えている大きな葉っぱ。コレ、何だかご存知ですか?「スイバ」といいます。

 

タデ科の多年草で、ギシギシやスカンポと呼ぶ地方もあるようです。スイバ=酸っぱい葉…その名の通り、茎や葉っぱを齧ると酸味があり、昔の人曰く「学校の帰り道に齧りながら帰ったなぁ。昔は俺たちのおやつみたいなもんじゃったよ」とのこと。懐かしいなぁ!という方が多い草です。

今年はなんだか、このスイバが異様に大きくなっている気がします。

タンポポの花径もこんなに大きいんです! これはまた、何か植物たちが私たちへメッセージしているようですね。何て言っているのでしょう?私たち人間もセンサーを敏感にしなくては!

種を蒔いていないのに勝手に自生したレンゲ。今年はこんな感じです。昨年より大人しくなったかな?窒素分が土壌に行き渡ってきたからなのか?それともほかに要因があるのか?

 

今年もそんな不思議なレンゲ畑を見に来ていただきたくて、今年は「れんげ祭」と名前を変えて開催することが決定!毎年恒例の生産者対象の耕起・代掻き講習会と同時開催です。

 

これに加え、今年はハチミツプロジェクトでお世話になる、養蜂家の奥村博さんを囲んでのお話会も決定しました~(^^)/

 

自然栽培の圃場には、なんとなく生命力あふれる心地よいエネルギーが充満しているような気がします。気持ちのよいグリーンシャワーを浴びに、ご都合のつく方、興味のある方はぜひ遊びにいらしてください。


■■いずれも平成26年4月20日(日)が開催日です■■

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★耕起・代掻き講習会

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▼時間

10:30~(約1時間程度)

▼場所

当会研修センター(生産者の方へは後日案内状をお送りします)

※生産者・NPO会員対象、参加無料、申込不要

 駐車場スペースが少ないため、一般の方のご来場はご容赦下さい

※少雨決行。その他については、当日ウェブサイトTOPページにて中止・決行のいずれか

情報を告知します。

 

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★れんげ祭

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お弁当や遊ぶものを持ってれんげ畑でご自由にお過ごし下さい。れんげ摘みもOK

▼時間

10:00~夕方くらいまで

▼場所

モデル圃場 倉敷市東塚4-9-32

※どなたでもどうぞ

※参加無料、申込不要

認証品が買えるミニShopを開設します!

※駐車場として、JA倉敷かさや福田支店の駐車場をお借りするようお願いする予定です。 

(倉敷市東塚4丁目17−45)

※雨天の場合中止いたします。当日ウェブサイトTOPページにて、中止・決行のいずれか情報を告知します。

 

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★養蜂家 奥村さんのお話会(自然栽培のお茶とお菓子付)

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大変博識の奥村さん。話題は蜜蜂の話から、果ては宇宙や科学の話にまで及びます!

岡山の自然栽培に着目した奥村さんの視点はよそでは聞けないレアな話かも!?

高橋理事長自邸のお座敷で、うららかな春の午後、

ゆったりとお茶を飲みながら、皆で楽しく自然栽培のお話をしませんか。

レンゲを試食する時間もありますよ~(レンゲって食べられるんです♪)

 

▼時間

15:00~(途中の出入り自由)

▼場所 

倉敷市東塚4-9-32

※どなたでもどうぞ ≪先着30名様まで≫

※お茶代として、会員・生産者の方500円/一般の方800

これがホントの桃源郷!?

桜散らしの嵐が吹き荒れているようですね。暴風被害に遭われた方にはお見舞い申し上げます。

ここ岡山は嵐もやみ、週末はお花見にお出かけになる方も多いようです。

はんなりとした桜の撮影に行く前に、ニコはこちらのお花を撮りに行って参りましたよ^^

わー!! 近づいただけですでに胸が高鳴ってきましたーーー!

ここはなんばさんの桃園。桃の花が見頃を迎えていました♪

ご覧ください、この美しい桃並木! これぞまさに文字通りの「桃源郷」ですね。

傍ではヒバリの囀りが聞こえ、温かな春の風が吹いています。足元には、タンポポやオオイヌノフグリ、オドリコソウにヨモギ。テントウムシも闊歩しています。



 

それにしても桃の花って、なんて可愛らしいのでしょうか!

あれ?アナタはもしや… 

今 休憩してたんすよ… 「春眠暁を覚えず」だからねー
今 休憩してたんすよ… 「春眠暁を覚えず」だからねー

生産者の難波ワン君ではありませんか! デレデレ~^^ すっかりリラックスしていますねぇ。

 


もう1匹のワン君。生産スタッフの皆さんとは家族のように仲良し。ワン君のこの嬉しそうな顔!^^

 

「さーて、そろそろ仕事に戻るかな!」

そう、開花期は受粉作業で大忙しなのです。皆さんもご存知のように、最近はミツバチが世界規模で激減しており、ほとんどの果樹園では受粉は人間の手で行っています。
なんば桃園さんでも、1本の木で2回以上は受粉を行っているそうです。一度だけでは結実しないこともあるのだとか。

 

難波さん(難波朋裕さんの伯父様)

「この作業うまく出来たかわからんから達成感がねーのよ~」

ニコ

「じゃあ一番達成感を感じるのはどの作業の時ですか?」

難波さん

「そりゃあ桃を食べる時じゃわ!」

ニコ

「あーその作業なら、私も出来ますwwww」

…といった感じで、なんば桃園の皆さんは気取りがなくて、自由で、人間も動物も虫も植物も、みんなが気持ちよく過ごせる居心地のいい場所なんです。こんな幸せな地で出来る自然栽培の桃。

すでにどんな桃が稔るのか、もうご想像いただけますよね♪


これから虫が出てきて、暑くなって、一番大変な作業の時期に入ります。皆さん、汗びっしょりになって作業をしてくださるのです。どうぞお体に気をつけてくださいね。今年もよい桃が稔りますように(^^)

ブドウの植樹祭をしました!

自然栽培ファンの皆さん、コンニチハ!

僕はなんば桃園生産者の一人(一匹?)難波ワンの相棒、難波ツーです。…いや、そろそろ本名を申しますと、ワンはミルク、ツーの僕はサムといいます。

今日は何やら、ブドウの植樹祭をするとやらで、なぜか僕がレポートすることになりました。ご主人様、桃のほかにもブドウもやんの!?(NPOてば、無茶ぶりやでーw)


ほー、この人が木村秋則さんですな!ご主人様が自然栽培の桃づくりの道に入るきっかけとなった人だな。ご主人様たちが自然栽培に切り替えてくれたおかげで、僕はこの桃園で散歩するにも昼寝するにも、薬っぽい変な臭いがしなくなって、なかなか居心地よくなったんだよねー。お礼に、カラスがイタズラしに来たら、追い返してやってるんだ。ね?僕だってちゃんと栽培に貢献してるでしょ?

 

木村さんは熊本から東京へ行く途中で、植樹祭へ来てくれたんだって。ホントなら「俺、行けそうにないから、ま、がんばってくれよな!」で終わってもよさそうなのに、わざわざ来てくれるなんて、木村さんいい人だよね。ブドウ植えるのも最初が肝心だもんな。心配してくれたんだと思うよ。

一応、祭壇みたいなものをしつらえて、皆で祝詞をあげるらしい。農耕儀式ってやつだね。人間が勝手に土地に穴掘って勝手に何やら植えるんだから、まぁ土地には挨拶しといた方がいいよね。最近はコレをすっ飛ばす人間も多いからな。なかなか謙虚なことじゃん。テレビ局の人もいるぞ。

人間たちね、皆で一緒にこんなこと言ってたよ。眠くなっちゃうお経や小難しい説教じゃないんだね。

一、豊かな大地よ、どうぞ宜しくお願いいたします。
二、ぶどうの木々の皆様、立派に育ってください。
三、農作業の方々へ、真心こめてお願いします。
四、大自然よ、ぶどうの豊作を宜しくお願いいたします。
五、木村秋則様、ご指導を宜しくお願いいたします。


左は「ひるぜんワイン」の植木社長さんだって。蒜山って、岡山の県北でしょ?すんごい遠い所から来てくれたんだ。長靴を履いて、ちゃんと作業する格好で来てくださったんだね。日頃からちゃんとブドウの栽培に向き合ってるってことだよ、これって。

ご主人様が土地に振舞っているの、それ「奇跡のお酒」じゃない?ひゃー あんな美味しいお酒を惜しげもなく振舞うなんて、人間もなかなかやるじゃん!

植樹祭が終わったら、木村さんの「植え方講座」。ブドウ苗の根っこの扱い方とか、植え方とか、いろいろと教えてくれて、みんな真剣に聞いていたよ。


僕は難しいことはよくわかんないけど、木村さんてさ、木を触るとき、すごーく優しく丁寧に扱うんだよね。それ見てて、僕すごく嬉しかった。植物や動物の気持ちがわかる人なんだって、すぐにわかったよ。

 

支柱に結わえる紐一つとっても、本当は麻紐がいいよ!とか、結び方も木に優しくて、理に適っていたよ。なんで支柱をしないといけないかわかる?風が吹くたびにグラグラすると、根付こうとしている根っこも土の下でユラユラして、根付きにくくなって苦しくなるからなんだ。木が僕にそう言ってたよ。

「やっぱさ、花が咲いてるときが一番いいな!な!」

木村さん、僕んちの桃の花を見て、すんごいニコニコしてたよ。木村さんちのリンゴの花もきっとキレイなんだろうな~ ご主人様は木村さんのリンゴ園に行ったことあるんだって。僕も行ってみたいな~♪

ご主人様~ 今日はたくさんお客様が来て楽しかったね~! 僕のレポートどうだった?がんばった?

ブドウのパトロールもしてあげるから、任せてねー!!

 

「養蜂家 奥村さんのお話会」お茶菓子メニュー紹介

「養蜂家 奥村さんのお話会」もこの週末となりました。

自然栽培の材料を使ったお茶菓子をいただきながら、自然栽培やミツバチのこと、自然環境のことなど、畳のお部屋でざっくばらんにお話を聞いたり参加者同士でお話をし合ったりできればと思っています。生産者の方も参加されますので、自然栽培現場の声も聞けますヨ。只今、アレコレとメニュー決めが進んでいます。メインのメニューをご紹介(^^)/

レンゲのお浸し
レンゲのお浸し
米粉「雪っこ」のカステラ
米粉「雪っこ」のカステラ

レンゲって食べられるの!?と、皆さんに驚かれるのですが、これがなかなかイケるんです!クセのない味で、シャキシャキとした歯ごたえがあります。胡麻和えや三杯酢など、いろんな調味料との相性がよさそうです。

 

もう一つは、米粉「雪っこ」を使ったカステラです。昨年、モデル圃場で試験的に採取した、奥村さんの貴重な蜂蜜入り!ふわっふわで弾力のある美味しいカステラになりました♪(カステラは卵使用/乳製品不使用/油・バター不使用。添えているクリームは市販豆乳ホイップ使用。)
当日はレシピも紹介したいと思いますので、ご参加の方は楽しみにしていてくださいね!

奥村さんのお話、レンゲ、ミツバチの話はもちろん、ソマチットや病気にならない食生活のお話など、興味津々の話題が聞けますヨ♪

 

耕起講習会&奥村さんのお話会 終了しました

今年も当会に登録している生産者さんにお集まりいただきました!
今年も当会に登録している生産者さんにお集まりいただきました!

毎年恒例にしている耕起・代掻き講習会、小雨が降るにも関わらず、大勢の生産者さんにお越しいただきました!県南に比べて県北は一足早めに田植えをする必要があるため、県北の生産者さんのために 晩生種である朝日を植えつけるには少し早いこの時期に、毎年この講習会を開催しています。

「百聞は一見にしかず」とはこのことで、やはり本を読んだり話を聞いたりするだけでは限界があります。実際に足を運んで作業の実際を確かめることは大切ですね。土の色や匂い、固さ、畦の塗り方や高さ、生えている草、トラクターの動かし方、…五感すべてを使って、様々な様子を体感していただけたのではないでしょうか。圃場をあちこち持ち運んで皆さんへお見せするわけにはいかないので、まずは公開できる日には足をお運びいただくことをお勧めしています。

【皆様へお願い】

そろそろ各地で田植えの準備が始まっています。育苗期は、一年間の農作業の中でも秋の収穫を左右する一番大切な時期となります。雨が降っていない日は、農家の皆さんにとって絶好の農作業日和。一日逃すと、すべての予定がズレ込んでしまい、田植えが間に合わなくなる場合があります。天候に左右されながら逆算しての農作業が行われています。興味本位のご訪問、アポイントなしの突然のご訪問はお控えいただきますよう、ご配慮をよろしくお願いいたします。

★取材、視察等をご希望の方は、NPO事務局までお問い合わせください。

じゃじゃーん!

今回、生駒ロボテックさんで開発中の発根促進機「かぶとえびくん」の改良機が間に合い、皆様の前でのお披露目が叶いました!

皆さん録画してかぶりつきで見ています!
皆さん録画してかぶりつきで見ています!

現在は苗を避けて機動するためのセンサーがまだついていないそうですが、これからセンサーがつくようです。遠隔操作でとてもスムーズに水の上を走行していました。これは益々楽しみですね!NPOと県内企業との協働の輪がどんどん広がっていくのも本当にありがたいことです!

*****

午後からの養蜂家 奥村さんのお話会も和やかに開かれました^^

NPO会員の方や生産者さん、家庭菜園で自然栽培を楽しんでいらっしゃる一般の方などがお集まりくださいました。消費者と生産者が一堂に会したこともあり、

 「まあ!いつも美味しいお米をありがとうございます^^」

 「いえ、こちらこそ食べてくださってありがとうございます^^」

 「作業は大変でしょう?」

 「いえ、ハイ、まぁ… でも遣り甲斐があります」

 「私もがんばって買い続けますね!」

…といった会話もあり、双方をおつなぎするNPOスタッフとしてはとても嬉しい光景でした^^

 

いつも冷静沈着、穏やかな個人養蜂家 奥村 博さん
いつも冷静沈着、穏やかな個人養蜂家 奥村 博さん

 

奥村さんのお話は蜜蜂たちの生態に始まり、木村さんのリンゴ園に養蜂箱を置いた際に奥村さんが感じたリンゴ園の印象、抗酸化作用が高いといわれる木村さんの「奇跡のリンゴ」が出来るのはなぜか?など、興味深いお話が続きました。

 

働き蜂の中には、「よく働く蜂」と「ぐうたらしている蜂」がいるのだそうです。「ぐうたら蜂」もいないと巣は崩壊してしまうのだとか。試しに「ぐうたら蜂」を巣から排除してみると、「働き者蜂」だけになった巣はピリピリと攻撃的な雰囲気になってしまったそうです。

 

奥村さんは「だからデキル奴ばっかりになってもいけないんです。ダメな奴もいるからこそ、社会も成り立っているんですよ。蜂の世界もとてもよく出来ています」と穏やかな口調でお話されているのが印象的でした。

奥村さんが当会の圃場で採蜜した、レンゲ蜂蜜入りのカステラや、椿き家さんの豆腐を使った豆腐クリーム、自然栽培の田んぼに自生した生命力溢れるレンゲのお浸し(まるみ麹本店さんの甘酒を使ったドレッシング和え)など、当会とつながりのある方々の自然栽培食材を利用してのお茶菓子も召し上がっていただきました。

 

じつは今回、木村さんからお譲りいただいたリンゴが1つだけ残っていまして、カステラに添えてお出ししました^^  1つしかなかったので、薄くスライスして皆さんとシェアするしかなかったのですが、正規で購入するには十数年待ちとも言われている木村さんのリンゴ、少しだけでも口にしてみていただきたかったんです。

 

数時間前にはスライスして容器に入れていたのですが、塩水やレモン水に浸しておかなくても変色しなかったのには驚きました。やはり抗酸化作用が高いのでしょうね。「奇跡のリンゴ」、やっぱりスゴイです!召し上がったラッキーな皆さんの腸内環境、もしかしてよくなってるかもw

今後もNPO会員の皆さんを対象に、こうした小ぢんまりとしたささやかな会を増やしていきたいと考えています。現在、木村興農社の主任研究員熊田浩生さんや、まるみ麹本店の山辺社長さんなどにお話会の講師をお願いしており、計画を進めています。お料理教室などもできるといいなぁ。どうぞお楽しみに^^

 

発根促進機「かぶとえびくん」を動画でご紹介☆

岡山県津山市にある生駒ロボテックさんに開発依頼中の発根促進機※「かぶとえびくん(仮)」の試作機の様子を動画でご紹介。

※「除草機」ではなく、「発根促進機」と呼んでいることにご注目。その理由は、2月1日の成果報告会でのBlog報告も再度ぜひご覧ください。

http://www.oka-kimurashiki.jp/2014/02/11/成果報告会のご報告-4-発根促進機-かぶとえびくん/

これまで参加いただいている登録生産者の皆さんからの報告、圃場巡回をしていく中での経過をまとめていくと、イネはある程度の大きさにまで生長すれば草に負けることはなく、むしろ共生関係を築けているのではないか?という見方をしています。

このため、生育初期のうちにほかの草に負けないよう、しっかりイネの発根を促進させるため、「発根促進」を目的とした開発を生駒ロボテックさんへお願いしています。

「除草」を目的とするか?「発根促進」を目的とするか?
初期設定によって期待する結果・効果は微妙に違ってくるのではないでしょうか。自然の現象を、人間がどう解釈し対応していくか…ここに自然栽培の面白さが現れてくるように思います。

圃場巡回レポート1

今年度も申請書の受理が完了し、晴れて当NPOの登録生産者になった農家の皆さんの木村式自然栽培米づくりが始まっています!

当会の活動の一番のキモとなるのが認証活動です。圃場巡回は、この認証活動の一環となります。

自然栽培は知れば知るほど奥が深く、農薬と肥料さえやらなければ即「自然栽培」なのかというと、本来は一朝一夕で簡単には完成しません。圃場の状態、生産者の意識、出来た収穫物の様子など、総合的に見る必要があります。

 

私たちは、木村さんの提唱する自然栽培としてふさわしいかどうかを検証するため、外部の各団体・企業と共に認証委員会を設置し、協議を行ったのちに認証する、というシステムを採っています。
このように複数の団体・企業が集まって、客観的な視点を持ったシステムを構築しているのは、国内ではおそらく当会だけで、全国各地から多くの団体が視察に訪れてくださる要因の一つとなっています。

当会作成の栽培手引きでは「代掻き直前までは耕起はしないでください※1」とアナウンスしています。

↑の写真は、左側が登録生産者さんの圃場、右側が慣行圃場。違いが歴然とわかりますね。木村さんが「草が土を作っている」と日頃おっしゃっているように、草の根っこの周りには、微生物をはじめ様々な分解者が集まって※2土の団粒構造を作っているので、それらを壊さないようにするのです。

 

しかし、通常農家のあいだでは、草を生やしたままにしておくことは「駄農」と呼ばれ、とても恥ずかしい行為とされています。田植え前にこまめに耕し、練りに練った田んぼは、ご近所でも評判のよい田んぼと見られます。ですので、農家の方にとってこの草を生やした状態にしておくこと自体が、とても勇気の要ることなんです。「お宅はもう米づくりは辞めたの?」と真顔で言われてしまうくらいなんです^^;

 

※1耕起後は、数日田んぼを寝かせてから代掻きに入ります。

※2土壌微生物は、栄養分の乏しい土にではなく、植物から供給される栄養分を求めて根に集まります。

  このように根に集まる微生物のことを「根圏微生物」といいます。

これは除草剤で枯れた草。除草剤を撒いたかどうかはこのように一目瞭然です。

自然栽培が認知されるためにも、私たちは批判や対立軸が作られることを善しとしていません。できるだけ迷惑がかからないよう、ほかの栽培法をしている圃場と隣り合っている場合には、きちんと高めの畦を作って草もこちらがこまめに刈り、「除草剤をこっちに撒かないで!」と声高に主張することはしないように、とお願いしています。

趣旨を理解し、肩身の狭い思いをしながら、何度も何度も畦の草刈りを続けてくださる生産者の皆さん。本当に頭が下がります。

 

田んぼは一旦水が入ってしまえば、水が干渉することで草の管理は畑(野菜作り)に比べてコントロールしやすく、イネ自体も強いのでほかの植物との共生も出来て比較的楽なのですが、畦の草管理はとても大変なんです。

 

また、畦に草がある程度あるおかげで、その草へ虫が集まり、バンカープランツの役目も果たしてくれています。自然界が田んぼにふさわしいバンカープランツを植生させているわけですから、やはりここでも人間は自然の摂理のじゃまをしないようにしないといけません。

 

こうしてコツコツと地道な取組みを重ねていくおかげで、土壌がどんどん植物群集や分解群集を変えていき、ご覧のようにレンゲが自生したり、カエルやメダカが戻ってきたりしています。

 

その様子を見た人が「昔はこんなふうにレンゲが咲いとった」「この光景、懐かしいなぁ!」「カエルや虫がたくさんいるので、子どもがここに来るのを喜んでるんです」と言って集まり始め、やがて自然栽培へ理解を示してくださるようになっています。「わしもいっちょ、来年はやってみようかな…」なんて農家の方も(^^)

 

少しずつ、少しずつ。声高に主張するのではなく、危機感をあおるのでもなく、自然栽培に宿る温かな感動をお伝えしたいと思っています。

今年はこんな素敵なものを発見!白いレンゲソウです。「幻の白蓮華」とも呼ばれるそうですね。

自然栽培を続けていると、本当にいろいろな自然界からの贈り物を見せてもらえます。「圃場を見て回るのって大変でしょう?」と言われるのですが、じつはとても楽しかったりします^^(あっ、ちゃんとマジメに確認作業はしておりますよ~☆)

 

つづく